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トピックス

2020.11.01

金沢大学先魁プロジェクト「海洋底掘削による環境変動/海洋プレート国際研究拠点の形成」が採択されました.

 

長谷川研と密接に協力して研究を進めている佐川拓也助教を研究代表者とする金沢大学独自の「先魁プロジェクト」が採択され,IODPなど掘削科学を地球惑星科学教室グループが「金沢大学の特色ある研究」としてリードしていくこととなりました.

2020.08.26

日本有機地球化学会から有機地球化学賞(学術賞)を受賞しました.

 

受賞題目は「陸源有機物の炭素同位体比変動を用いた白亜紀の環境解読に関する研究」です.長年の研究が認められた形になり,光栄です.

2020.04.07

令和2年度の「文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)」の受賞が決定しました.

 

長谷川が,「炭素同位体比変動を用いた温暖化地球の環境解読に関する研究」で令和2年度の「文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)」を受賞することが決定しました.全国の50人(グループ)に選ばれました.

2020.03.22

学位記(卒業証書・修了証書)授与が行われました.

 

2019年度卒業生は,卒業式が簡素化されたため,地質学グループで学位記授与を行いました

2020.03.02

第5回北陸古海洋勉強会を開催しました.

 

本年はコロナ感染症対策のため,縮小開催となってしまい,外部から参加はなく,富山大と金沢大の構成員のみで開催しました.両校の教員・大学院生による8件の発表があり,積極的な討論が行われました.

2020.02.07

修士論文研究発表会が行われ,長谷川研の1名が発表しました.

 

 2月6,7日の両日に渡り,大学院自然科学研究科自然システム学専攻地球環境学コースの修士論文発表会が開催され,𠮷川亞理紗さんが発表しました.タイトルは以下の通り:

  • 「カナダ太平洋沿岸の古環境復元︓上部⽩亜系ナナイモ層群のバイオマーカー分析に基づく考察」

2020.01.30

卒業論文研究発表会が行われ,長谷川研の2名が発表しました.

 

1月30,31日の両日に渡り,自然システム学類地球学コースの卒業論文発表会が開催されました.長谷川研からは以下の2名が発表しました.

  • 高木優祐:「南半球高緯度域における白亜紀チューロニアン期の環境スパイクについて~有機地球化学的な視点から~」
  • 定見謙吾:「南半球高緯度域におけるセノマニアン期の炭素・酸素同位体比とバイオマーカー分析を用いた古環境の推定」

2019.12.09

米国地球物理会議(American Geophysical Union: AGU)で発表しました.

 

発表タイトルは「Biomarkers across the Cretaceous OAE2 interval from IODP site U1516: anomalous distribution of long-chain n-alkanes」です.長鎖ノルマルアルカンのうち,特に長い鎖(炭素数40以上)のものが特異的に多いことを,国際深海科学掘削計画第369次航海で採取した「白亜紀海洋無酸素事変2」の堆積物中に発見した内容を発表しました.(写真:Zachos曲線論文の著者として著名なJim Zachos氏と)

2019.12.04

部局間協定のための議論を行うため,米国・ルイジアナ大学ラファイエット校を訪問しました.

 

米国・ルイジアナ大学ラファイエット校には(写真)IODP第369次航海で長谷川と一緒に乗船したCarl Richter教授など,金沢大学の地球惑星科学系の教員と交流のある研究者が多く所属しています.安定同位体質量分析についてもBrian A. Schubert博士が長谷川研と密に関連する分野で活躍されており,金沢大にはないロックエバル装置や質量分析のための熱分解装置(有機物の酸素同位体比が測定できる!)が導入されています(写真).過去の陸上降水量や二酸化炭素濃度を評価する手法の構築を目指しているとのことでした.今後,教員や学生・院生の交流を密にして,院生が一定期間アメリカの大学で研究を進め,それをサポートできる体制を整えることを目指しています.

2019.09.23

共著論文が日本地質学会論文賞を受賞しました.

 

高知大学の長谷川精さんと共著の論文が地質学雑誌に掲載され,日本地質学会論文賞を受賞しました.タイトルは「Depositional ages and characteristics of Middle – Upper Jurassic and Lower Cretaceous lacustrine deposits in southeastern Mongolia」です.

2019.08.28

日本有機地球化学会金沢シンポジウムが開催されました.

 

8月28日,29日の日程で,日本有機地球化学会シンポジウム金沢大会が,石川県政しいのき迎賓館で開催されました.懇親会は金沢21世紀美術館のレストランで開催しました.

2019.06.01-02

IODP第369次航海の航海後会議(ポストクルーズミーティング)の巡検を開催しました.

 

2019.05.29-31

IODP第369次航海の航海後会議(ポストクルーズミーティング)が金沢大の主催で金沢大学サテライトプラザで開催されました.

 

2019.04.05

科学研究費補助金・基盤研究Bに採択されました(研究分担者).

 

「地球気候の本質的理解に向けた温室地球時代の海水温季節変動動態の解析」というテーマです.研究代表者は長谷川研の特別会員(元長谷川研・PD)の早稲田大学の守屋和佳准教授です.

2019.04.01

科学研究費補助金・基盤研究Bに採択されました(研究代表者).

 

「C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境」というテーマで, IODP Exp. 369で得た試料の有機地球化学分析と炭素同位体比分析を積極的に進めていく予定です.

2019.03.28

北陸古海洋勉強会が開催されました.

 

北陸古海洋勉強会が3月28日に開催されました.本年は富山大学の堀川恵司准教授が主導してくださいました.当研究室からの発表は以下の4件でした.

  • 後藤晶子ほか「捕食-被食における15N濃縮反応の定量化:グルタミン酸のアミノ基転移による窒素同位体分別」
  • 長谷川卓,後藤晶子,加藤禎理,外山浩太郎,定見謙吾,高木優佑「IODP Exp. 369の白亜系炭素・酸素同位体比層序とその意義」
  • 森川昇汰ほか「南インド洋メンテレ海盆(IODP Exp. 369)の白亜系から得られたバイオマーカーの特徴とその意義」
  • 加藤禎理ほか「南インド洋メンテレ海盆(IODP Exp. 369)の白亜系に記録されたOAE2の記録」

2019.03.22

長谷川研の4年生2名が卒業,大学院博士課程前期2年の2名が終了しました.

 

4年生の森川昇汰君,竹田ゆきなさん,M2の中瀬千遥さん,長谷部桂一朗君,お疲れ様でした(写真リンク).森川君は今後も長谷川研で大学院生として,研究室を巣立つ3名はそれぞれの職場で新たな自分を発見して頑張ってください!

2019.02.10

卒論,修論発表会が行われました.

 

長谷川研では4年生2名,大学院博士課程前期2年生2名の発表がありました.タイトルは「お知らせ」欄の卒論・修論タイトルをご覧ください.

2018.02.21, 22

北陸古海洋勉強会を開催しました.

 

富山大学の堀川恵司氏の研究室と金沢大の古海洋関連の2研究室(長谷川研究室,佐川研究室)で毎年交互に行っている勉強会です.今回は北大名誉教授・大場忠道氏,JAMSTEC高知研究所・牛久保孝行氏,琵琶湖博物館・林竜馬氏,産業技術総合研究所・板木拓也氏,東大博士研究員・松崎賢史氏,京大化学研究所大学院博士課程・辻阪誠さんなど外部からも多数の研究者の参加がありました.


大場忠道・北大名誉教授のご講演

2018.02.20

理工研究域の教員研究グループ(理融7)主催の「同位体環境学セミナー」を開催し,北大名誉教授・大場忠道氏,JAMSTEC高知・牛久保孝行氏に講演いただきました.

 

今回は2名の著名な研究者を招聘し,積極的な議論を展開することができました.特に牛久保氏からは,ウナギの耳石の微小領域を用いた酸素同位体比分析により,ニホンウナギの産卵地特定に成功した画期的な例なども紹介され,地球科学的手法が生態系や水産学などにも応用できることを認識することができました.


牛久保氏による講演

2017.11.30

IODP EXP. 369 に乗船し,金沢に帰還しました.


出航前のホバート港におけるJOIDES Resolution

2017.11.26

IODP EXP 369 航海が終了しました.2サイトでほぼ完全なセノマニアン/チューロニアン境界のOAE2堆積物を回収しました.

 

この写真に見られるように,有機物に富む生々しいしい試料を間近に見ることができました.


セノマニアン―チューロニアン階境界の海洋無酸素事変堆積物.

2017.09.25

タスマニア大学(オーストラリア)で講演しました.


タスマニア大学で講演中の長谷川

2017.09.13

長谷川が国際海洋ディスカバリー計画第369次航海の乗船研究者(地球化学者)として9月26日よりJoides Resolution号に乗船します.

テーマは白亜紀の南半球高緯度域に関する古環境研究で,特に海洋無酸素事変に焦点があてられています.長谷川が長年研究対象としてきた内容に完全に合致します.乗船地は9月26日ホバート,下船地は11月26日フリマントルの予定です.

2017.09.13

タスマニア大学(オーストラリア・タスマニア州ホバート市)主催の講演会で講演します.

Joides Resolution号乗船に先立って,9月25日にタスマニア大学で関連テーマについて講演します.

2017.09.13

カーティン大学(オーストラリア・西オーストラリア州パース市)を訪問します.

EXP. 369下船後の11月27日にKliti Grice教授が率いるWestern Australian Organic & Isotope Geochemistry Centreで,EXP. 369の最新成果の紹介と,日豪が主導するLord Howe海台掘削計画などに関する研究打ち合わせを行います.

2017.09.06

研究集会「日本におけるジュラ系/白亜系境界の認識とJ/K境界期の環境変動」を開催しました.

日本の恐竜化石産出層としても知られる手取層群中にはジュラ紀と白亜紀に跨って堆積した地層があると考えられています.一方この時代境界に関しては,国際的な基準となる地層(GSSP)の設定が急がれています.海域と陸域の狭間で堆積したこの地層が国際的に注目されると期待されています.参加者は,長谷川卓(金沢大),山田敏弘(金沢大),柏木健司(富山大),上村真優子(信州大),酒井佑輔(福井県大野市学芸員)で,手取層群の今後の研究方針について議論がなされました.

2017.08.27

カナダ・バンクーバー島における白亜系Santonian/Campanian境界の調査を行いました.

カナダ・ブリティッシュコロンビア州・バンクーバー島ナナイモ市付近に露出するHalsam層中には白亜系Santonian/Campanian境界の模式的層序が確認できます.ここでは同境界を規定するウミユリ化石が多産します.長谷川研では,同地を国際的な層序基準(GSSP)に指定することを目指し,Jim Haggart氏らカナダの研究者と共同研究を進めていきます.写真は白亜系シンポジウム後にカナダに立ち寄り,調査を行った際のもので,Jim Haggart氏(左)ほか現地のアマチュア化石収集家の協力も取り付けています.

2017.08.25

オーストリア・ウィーン大学で行われた「白亜系国際シンポジウム」に参加しました.

南半球高緯度域における白亜紀Cenomanian/Turonian階境界のOAE2に関連した環境変動について講演しました.また国際白亜系層序学小委員会も開催され,投票委員として参加しました.


ウィーンの市街電車


アフリカから来た研究者と


主催者による挨拶


中国のDai氏・新潟大の松岡氏と


長谷川の講演の様子


国際白亜系小委員会の様子.左の女性が委員長のPetrizzo氏,右の男性は白亜系の基底を検討するWGのリーダー・Wimbledon氏

2017.06.23 - 24

IODP EXP. 369の航海前トレーニング・打ち合わせ会議が金沢大学で行われました.

長谷川の他,同航海乗船者の黒田潤一郎さん(東京大学大気海洋研究所),Marissa Tejadaさん(JAMSTEC)が来沢され,重要な討論がなされました.

2017.06.14

国際シンポジウム「ペルム紀−三畳紀気候環境極端事件と生物の応答」(IGCP630)に参加し,講演しました.

標題のシンポジウムが東北大学(仙台)で開催され,長谷川が講演しました.講演内容は業績リストをご覧ください.

2017.06.11

日本古生物学会2017年会に参加しました.

カナダ太平洋岸の上部白亜系上部カンパニアン階から発見されたメタン冷湧水性石灰岩から,当時の海底古水温を推定する研究を長谷川が発表しました.講演内容は業績リストをご覧ください.

2017.05.21 - 25

日本地球惑星連合大会(千葉・幕張)に参加しました.

長谷川と,新M1の中瀬千遥が研究内容を発表しました.講演内容は業績リストをご覧ください.

2017.04.01

長谷川研に3名の4年生が配属になりました.

4年生の加藤禎理君,星野雄祐君,吉川亞理紗さんが加わり,白亜紀の研究を一緒に進めていきます.新研究室の顔ぶれ

2017.02.21 - 22

北陸古環境学勉強会が開催されました.

金沢大学と富山大学とで隔年で開催している北陸古環境学勉強会が富山大学で開催されました.九州大の岡崎裕典博士,産総研の板木拓也博士など第一線の研究者の参加もいただき,活発な議論が展開されました.

2017.02.06 - 07

修士論文発表会がおこなわれました.

長谷川研究室から修士2年生の牟田宗一郎さんが「白亜紀セノマニアン/チューロニアン期境界の南半球高緯度域における環境攪乱:陸‐海の分子化石記録から」のタイトルで発表しました.

2017.02.01 - 02

卒業論文発表会が行われました.

長谷川研究室から4年生の中瀬千遥さんが「始新世初期における海洋硫黄同位体比急変とその問題点について」のタイトルで発表しました.

2017.01.06

長谷川が,国際海洋ディスカバリー計画(IODP)第369次掘削研究航海(EXP. 369)における地球化学者(有機・無機)としてJoides Resolution号に乗船することが決まりました.

IODP EXP. 369航海は2017年9月末から11月末までの予定で,オーストラリア大陸南方と南西方の掘削点を掘削し,白亜紀のOAE2など温室地球期の南半球高緯度域における環境変動や寒冷化などに伴う深層水の挙動などについて研究を進める予定です.

2016.07.22

IODP日本海掘削(EXP. 346)の研究会が金沢大で開催されました.

関連研究室である佐川研が参加しているIODP EXP.346の研究集会が金沢大で開催され,同国際掘削研究の共同首席研究者を務められる多田隆治さん(東大)や池原研さん(産総研)を始め,第一線の研究者が集結しました.長谷川も「夜の部」の議論に参加させてもらいました.

2016.07.19

共同研究のため,新潟大学と大谷大学から研究者の訪問がありました.

新潟大学の栗原敏之さん,大谷大学の鈴木寿志さんが来訪されました.白亜紀中期のOAE層準および古生代/中生代境界付近の炭素同位体比層序に関する共同研究を進めています.

2016.07.15

IODP赤道西部太平洋掘削関連で古海洋研究者が来訪しました.

連携して研究を進めている金沢大の佐川研究室が主催でIODP掘削航海トレーニングが金沢大で行われました.山崎俊嗣さん(東大・大気海洋研),山本正伸さん(北大・地球環境研)が来訪され,長谷川研の学生と共に飲み会に参加させていただきました.

2016.07.11

荘川(岐阜県の手取層群露出地)巡検に参加しました.

信州大学の上村真優子さんが企画した,岐阜県飛騨高山市の荘川巡検に参加しました.福井県立恐竜博物館の後藤さん,寺田さん(金沢大OB),金沢大自然システムの山田さん,富山大の柏木さんほか手取層群のスペシャリストの参加があり,有意義でした.

2016.05.22~26

日本地球惑星連合大会に参加し,4件の関連発表を行いました.

長谷川は炭酸塩ノジュールの形成プロセスについて硫黄同位体比の観点から口頭発表をしました.長谷川研所属院生の長谷部桂一郎君と岩瀬裕也君はそれぞれ卒業研究の成果を発表しました.またジェンキンズ研究室の兀橋大二郎君が口頭発表で長谷川研との共同研究成果を発表しました.内容については「業績リスト」内の「学会発表リスト」をご覧ください.

2016.04.05

科学研究費挑戦的萌芽研究に採択されました.

長谷川が代表者で申請した挑戦的萌芽研究「有機炭素30ppmに挑む:普及型技術のみで遠洋性チャートの同位体比分析は可能か?」が採択されました.新潟大学の松岡篤先生との共同研究です.

2016.04.05

新4年生1名と新博士研究員1名が長谷川研に加わりました.

中瀬千遥さんが,4月から新4年生として長谷川研に加わりました.また新たに外山浩太郎さんが博士研究員として加わり,基盤研究A推進に協力いただきます.特に炭酸塩堆積物から重晶石を抽出して硫黄同位体比を分析する研究に従事していただく予定です.

2016.04.05

京都大学博士課程学生の宮嶋裕典君が委託学生として長谷川研に参加します.

宮嶋君は中新世日本海のメタンシープに形成されるコロニーやそこで沈殿する炭酸塩の成因について研究しています.長谷川研の各種装置を用いて同位体的,有機地球化学的にこれらの課題に取り組む予定です.

2016.04.05

4年生3名が無事卒業しました.

長谷部桂一郎君と岩瀬裕也君は大学院博士前期課程でこれからも長谷川研で研究活動を続けます.岡崎隆清君は首都圏の会社に就職をしました.

2016.04.05

2名の大学院博士前期課程学生が長谷川研から巣立ちました.

媚山陽介君は新潟県立高校の教員,光井実穂さんは金沢市内の環境関係の研究所に就職しました.金沢大での勉学の成果を活かして社会での活躍が期待されます.

2016.02.04~05

大学院博士前期課程課題研究(修士論文)発表会が開催されました.

長谷川研究室では以下の2名が表記の課題で発表しました.

  • 媚山陽介:泥質堆積物における石灰質ノジュールの形成環境:古環境記録者としての評価
  • 光井実穂:前期更新世における日本海浅海域の水温季節変動


媚山君の修士論文発表風景

2016.02.01~02

卒業研究発表会が開催されました.

長谷川研究室では以下の3名が表記の課題で発表しました.

  • 岩瀬優也:北海道穂別稲里地域の上部白亜系の地質と年代
  • 長谷部桂一郎:微量有機炭素の炭素同位体比分析-チャートの有機炭素同位体比測定へのアプローチ
  • 岡崎隆清:白亜紀後期シャンパーニュ期/マーストリヒト期境界における氷床形成の有無


上段右から後藤(PD),牟田(M1),媚山,光井(修論発表者),
中段・長谷川,
右前から長谷部,岩瀬,岡崎(卒論発表者)

2015.12.14

同位体環境学セミナーを開催しました(先魁プロジェクト).

金沢大学先魁プロジェクトの一環として,茨城高専の石村豊穂准教授を講師としてお呼びし,同位体環境学セミナーを開催しました.先魁プロジェクトでご協力いただいている学内の研究者,関連学生の多くのご参加をいただき,世界トップを誇る微量炭酸塩の酸素・炭素同位体分析システムの開発,そしてその手法の水産学などへの応用と今後の展開など,今後の金沢大学の研究展開にも関連する,非常に興味あるお話をいただき,議論に花開きました.

2015.12.07

金沢大学先魁プロジェクト「同位体分析技術の共同開発による環境科学の新展開」第2回ミーティングを開催しました.

12月7日に,標題の金沢大学先魁プロジェクト(異分野融合・FS研究)のミーティングを開催しました.11名の学内教員(研究担当者およびパートナー)にお集まりいただき,今後のFR研究申請に向けた方向性を議論いたしました.

2015.11.24

長谷川が金沢大学永年勤続者表彰を受けました.

平成27年度金沢大学永年勤続表彰者表彰を受けました.式場では学長に謝辞を述べる大役を務めさせていただきました.

2015.07.21

先魁プロジェクト「同位体分析技術の共同開発による環境科学の新展開」第1回ミーティングを開催しました.

参加いただいた学内研究者の皆様の研究紹介ではかなり実質的な議論もでき,研究の方向性や同位体分析の応用の方向性についても相互理解が深まった良い集会でした(時間が押してしまい,申し訳ありませんでした).多くの皆様のご研究が非常に興味深く,同位体分析を通じて共同研究・融合研究に発展することの期待が改めて膨らみました.

参加者(13名)

  • 長谷川(自然システム・地球)
  • 西川(環日本海センター)
  • 福士(環日本海センター)
  • 佐川(自然システム・地球)
  • 遠藤(自然システム・地球)
  • 池本(環境デザイン)
  • 松木(環日本海センター)
  • 山田(自然システム・生物)
  • 都野(自然システム・生物)
  • 大河原(自然システム・生物)
  • 神谷(自然システム・地球)
  • ジェンキンズ(自然システム・地球)
  • 後藤(自然システム・地球PD)

2015.06.23

金沢大学先魁プロジェクト【FS研究】に採択されました.

長谷川が代表で申請した「同位体分析技術の共同開発による環境科学の新展開」というテーマの予察研究が,金沢大学先魁プロジェクト【FS研究】に採択されました.今後学内の各研究者と共同研究・融合研究に関して議論を進め,金沢大学発の同位体サイエンスを進めていきたいと思います.

2015.06.01

佐川拓也先生が赴任しました.

佐川拓也さんが九州大学から金沢大学自然システム学系の助教として地質学・古生物学・古環境学研究グループに加わりました.佐川さんは日本海堆積物の深海掘削コアを利用して海洋古環境の復元を研究しています.長谷川研究室と連携して積極的に議論を進めていきたいと考えています.

2015.04.01

新四年生が配属になりました.

長谷部桂一郎君,岩瀬優也君が新4年生として長谷川研究室に加わりました.長谷部君は岐阜県犬山地域の三畳系/ジュラ系境界付近の炭素同位体比層序,岩瀬君は北海道むかわ町穂別稲里地区の岩相および微化石層序について研究する予定です.

2015.03.23

牟田宗一郎君が自然システム学類地球学コースの「卒業論文優秀発表賞」を受賞しました.

全23名の卒業生の卒論発表会を聴いた全教室教員による投票の結果,牟田君が優秀発表賞を受賞しました.もう1名の受賞者は,同じ地質ゼミの木村健太君(ジェンキンズ研究室)でした.今年は地質グループの活躍が光りました.

2015.03.23

長谷川研究室から修士1名,学士1名が誕生しました.

M2の三尾俊平君と,4年の牟田宗一郎君がそれぞれ修了,卒業しました(それぞれ写真中央と,右から2人目).三尾君はTOTOの技術職に就職,牟田君は金沢大学大学院に進学し,さらに白亜紀OAE2に関連する研究を進める予定です.

2015.02.10

カナダ地質調査所のJim Haggartさんが来日しました.

学内の「戦略的研究推進プログラム」の一環として,Jim Haggart博士を招聘しました.1月26日には「Ammonites and the Search for Cretaceous Time」と題する講演を地球学セミナーと長谷川研究室セミナー(同位体環境学セミナー)の一環として行っていただきました.

2015.02.12

基盤研究A打合せ研究会を開催しました.

「NADWの初期発達史:太平洋流入仮説の提唱から検証まで」の研究集会を東大・大気海洋研究所で開催しました(写真1).JAMSTECの木元克典さん,東大・大気海洋研の岡顕さん,金沢大・長谷川研の長谷川と守屋が参加しました.山本正伸さんはIODPインド洋航海への乗船のため日本に不在でした.富山大学の堀川恵司さんとは次の日に東大・大気海洋研で行われた古海洋シンポジウムで議論をすることができました(写真2).

2015.01.28

長谷川が,金沢大学初のリサーチプロフェッサーに選任されました.

金沢大学は,長谷川教授をリサーチプロフェッサーに選任しました.金沢大学で最初のリサーチプロフェッサー5人のうちの1人に選ばれたことになります.2月1日より正式に就任する予定です.リサーチプロフェッサーとは,教員が研究に専念することができるよう,授業や他の学内業務を軽減する制度です.

2014.12.01

国際海洋ディスカバリー計画(IODP)の科学評価委員会に日本代表の国際委員として参加します.

IODPは,日本,アメリカ,欧州が中心となって進める海洋掘削科学計画です.科学掘削の提案は研究者グループから提案され,科学評価委員会にて審査されて掘削を行うかどうかを判断します.今回は,その判断を行う委員として1月12-15日の日程で南カリフォルニア大学・スクリップス海洋研究所(サンディエゴ)で行われる国際会議に参加します.

2014.10.24

カナダ・ハイダグワイ(旧名・クイーンシャーロット諸島)で科研費申請の予察調査を行いました.

バンクーバーで開催のアメリカ地質学会の帰路に,同諸島に足を運び,Graham島東部海岸に露出する上部Campanianの観察を行い,4試料を採集してきました.非常に泥岩の保存が良く,化石の保存も良好でした.非常に低い熱履歴が想定されます.また,牟田君が卒論で行っているLina島,Graham島のCenomanian/Turonian境界を観察しました.

2014.10.20

カナダ・バンクーバーで開催のアメリカ地質学会に参加しました.

 

2014.09.15

早稲田大学大隈講堂で開催された地質科学国際研究計画(IGCP)608のシンポジウムに参加しました.

同シンポジウムでは,長谷川(口頭発表)と,媚山君(ポスター発表)が行われました.

2014.07.17

科学研究費補助金(基盤研究A)が採択されました.

長谷川が代表者を務める,基盤研究A「NADWの初期発達史:太平洋流入仮説の提唱から検証まで」が追加採択されました.年度途中からのスタートとなり,研究計画の練り直しが必要ですが,できるだけ早く本ウェブサイト中の「プロジェクト紹介」に概要を公表できるようにいたします.

2014.07.17

金沢大学戦略的研究推進プログラム(学内競争資金)によるJim Haggart博士(カナダ地質調査所)の招へいが決まりました.

Jim Haggart博士は,長谷川が共同研究を進めるカナダ地質調査所の研究員で,ブリティッシュコロンビア大学の連携教授を務められています.カナダ西岸の地層から,白亜紀の温室地球がどのように氷室地球に移り変わっていったのかを共同研究しています.

2014.04.10

科学研究費補助金(戦略的萌芽研究)が採択されました.

今年度と来年度に渡り「竜骨ノジュールを用いた海底古水温計の開発」に取り組みます.これまでの石灰質ノジュール研究の成果を竜骨ノジュールに応用し,過去の海底水温を解読します.

2014.04.10

米澤君と根本君が就職して長谷川研から巣立ちました.

米澤君は三井金属資源開発,根本君は独立行政法人・科学技術振興機構(JST)という,長谷川研で学んだ地球科学を活かせる職場に就職することができました.社会での活躍を期待しています.

2014.03.14

カナダ太平洋岸・ホーンビー島を調査しました.

昨年に続き,ノジュール採集を目的として調査しました.長谷川研大学院生の米澤君たちの研究で,熱履歴の低いノジュールは海底古水温情報を保持している可能性が指摘されました.ホーンビー島からも石灰質ノジュールを使って海底古水温が出せるかもしれません.宿泊先では見たことがないきれいな甲虫も見つけました.

2014.03.14

Hasegawa (1997)のWeb of Science引用数が100に達しました!

Web of Scienceにおける標題の論文[Hasegawa (1997) Cenomanian-Turonian carbon isotope events recorded in terrestrial organic matter from northern Japan, Palaeogeography Palaeoclimatology Palaeoecology, 130, 251-273]の引用数が100に達しました.これは単純にうれしいです!

2014.02.11

修士論文発表会が行われました.

当研究室の米澤駿介君が,「炭酸塩ノジュールを用いた海底古水温計の作成に向けて~海底面付近で形成されたノジュールの特徴と選別基準」の標題で発表を行いました.

2014.02.10

地質学特論集中講義を行いました.

13名の自然システム学類学生が,先カンブリア時代から新生代までの年代層序学,特に炭素同位体比層序について学びました.特に白亜系を中心素材として用いてその応用についても解説しました.

2014.02.05

卒業研究発表会が行われました.

当研究室の媚山陽介君が,「異なる堆積環境で形成し, 続成作用を経験したノジュールでの海底古水温推定の試み~北海道蝦夷層群に産出するノジュールについて~」の標題で発表を行いました.

2013.12.15

Adina Paytan氏と今後の硫黄同位体比研究について意見交換をしました.

アメリカ地球物理学連合(AGU)では,Paytan氏は海洋科学部門の卓越女性研究者として表彰され,講演をされたり,古環境部門でも招待講演をこなすなどご多忙でしたが,長谷川研究室で今後進めていく予定の重晶石の硫黄同位体比研究のアドバイスを頂くために,お時間を作ってもらい,お話をすることができました.今後,ラボの訪問などを通じて分析テクニックを習得させていただけることになりました.

2013.12.15

アメリカ地球物理学連合(AGU)に参加しました.

AGUでは多くの旧友と会い,新たな共同研究の議論も行われました.特に,ODP Leg 208で一緒に乗船した仲間の大部分が来ていたのには驚きました.サンフランシスコは電車やケーブルカーの走る素敵な町でした.

2013.12.7

カナダ・バンクーバー補習学校(日本人学校)にて講演をしました.

地球が誕生した46億年前から,約5億4千万年前の古生代の始まりまでの間に,生命はどのような進化を辿ってきたのか,を中学生対象に講義しました.
バンクーバーには多数の日本人がいますが,全日制の日本人学校はありません.生徒さんは現地の学校に通いながら,土曜日だけ補習学校で日本の学習カリキュラムに沿った教育を受けています.時間的制約から,同校では理科は履修科目ではありませんので,生徒さんたちは「日本語で理科の話を聞く」という機会が乏しいと聞いています.興味を持ってくれた生徒さんから雨嵐のような質問を受け,「日本の学校でも,もっと積極的であればなあ」と実感しました.自信がないことでも積極的に発言することが高い評価を与えられる欧米の教育と日本の教育の違いからくるのでしょうか...

2013.11.26

アメリカ地球物理学連合(AGU)の年会(12/9-12/14)に参加します.

ここでは,来年度以降本格的に研究を行う,始新世の海洋試料を用いた NADWの初期発達史研究に関しての世界の研究動向を探り,アメリカの古海洋学者との議論を通じて知識を吸収すると同時に,技術習得のための訪問の打診も行う予定です.特にバライトの硫黄同位体比分析を進めるため,硫黄同位体比層序の世界の第一人者であるA. Paytan氏とお会いする機会を作って頂きました.また,陸上植物のバイオマーカーとなる長鎖n-alkaneの水素・炭素同位体比研究の大家で,標準試料をい提供しているインディアナ大学のA. Schimmelmann氏にもお会いできることになりました.ラボの構築に関する議論をする予定です.進行中の研究,白亜紀末期の寒冷化イベントに関する動向調査も行います.

2013.10.30

アメリカ地質学会(GSA)に参加しました(長谷川・守屋).

現在進行中の,Campanian-Maastrichtian Boundary Eventに関連して,カナダ・バンクーバー島東方のホーンビー島の層序と炭素同位体比層序および日本の同層準の研究の進展について講演しました.
また学会期間中にはアメリカの各大学の地質学関係教室の同窓会も開かれており,長谷川も過去2年間ポスドクなどで在籍したインディアナ大学の会場に行きました.現在,当時の受け入れ教員であったLisa M. Pratt教授が学部長を務めています.短い時間でしたが歓談できて非常にうれしかったです.

長谷川とPratt教授・インディアナ大学同窓会会場にて
(写真・長谷川とPratt教授・インディアナ大学同窓会会場にて)

GSA開催地デンバー・秋の夕暮れ
(写真:GSA開催地デンバー・秋の夕暮れ)

2013.9.20

日本地質学会に参加しました.

昨年度まで在籍していた沖野遼君が担当した,始新世の海洋コアから得られた硫黄同位体比変動についての発表を行いました.

2013.9.3

カナダ太平洋岸・クイーンシャーロット諸島(Haida Gwaii)の調査を行いました.

8月後半に,カナダ太平洋岸の,アラスカの南にほど近いクイーンシャーロット諸島(現地語のHaida Gwaiiが正式名称)の調査を行いました.セノマニアン/チューロニアン境界付近に「明瞭な生物活動の乏しい」ことを示す岩相を発見しました.写真集をご覧ください!

2013.7.4

近況報告:カナダ調査続報

カナダ・ホーンビー島では,研究員の守屋さんと共に,約100試料を採集しました.アラゴナイトの殻を持つ二枚貝やアンモナイトが含まれており,虹色の光沢の化石をよく目にします.有孔虫や炭素同位体比測定のための泥岩試料の他,同時に採集される石灰質ノジュールも採集しており,それらの同位体比を比較することで,約7000万年前の気候を理解するだけでなく,ノジュールの精製メカニズムを解読し,それを新たな古気候解析の道具として確立させたいと考えています.今後,さらに調査を進めていきます.

近況報告:カナダ調査続報

2013.6.18

近況報告:カナsダ・ホーンビー島の調査を進めています.

長谷川と,研究員の守屋さん,そしてカナダ地質調査所のJim Haggartさんが共同で,カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島およびその東部にあるホーンビー島の白亜系調査を進めています.海岸線の露頭は全面露頭で,野生のカキ(養殖場から外部に拡散?)が生息しており,時々舌鼓を打ちながらの調査です.

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2013.4.10

炭酸塩の炭素・酸素同位体質量分析に関する技術論文を公表しました.

研究室メンバーの守屋,後藤,長谷川の共著で,Science Report of Kanazawa UniversityにThermo & Fisher社のGasBench IIシステム+Delta Vを用いた炭酸カルシウムの炭素・酸素同位体比測定に関する諸問題,キャリブレーション,測定精度などに関する技術論文を公表しました.「業績リスト」をご覧ください.

2013.4.10

ボルネオ島ジュラ系の炭素同位体比層序の論文が受理されました.

柿崎喜宏さんが長谷川研所属時に研究を行った炭酸塩研究の内容が,Journal of Asian Earth Sciencesに掲載が決定しました.

2013.3.29

媚山陽介君(新4年生)が長谷川研究室に加わります.

長谷川研究室では,炭酸塩ノジュールの古環境解析への応用を目指します.

2013.3.29

博士研究員の山口龍彦さん,冨永嘉人さんが転出します.

当研究室ポスドクの山口さんは,4月より高知大学海洋コア総合研究センターの研究員として高知県南国市に赴任することになりました.短い間でしたが,お疲れ様でした.また冨永さんは,富山市の特許事務所に就職します.弁理士として理学関係の特許取得のサポートのプロを目指すということです.

2013.3.29

沖野遼君が大学院修士課程を修了,川上大輔君が理学部地球学科を卒業.

沖野君は4月からは三菱マテリアルテクノという会社で,天然資源関係の仕事に従事する予定です.前向きな姿勢で頑張れ!

2013.3.29

三尾俊平君が地球学コースの卒業論文発表会で最優秀発表賞を受賞.

地球学コースでは,毎年卒論発表会で最も優秀な発表をした学生を表彰しています.今回は長谷川研の三尾君が選ばれました.長谷川研では5年前の森本このみさん以来の受賞となりました(修論では3年前に成瀬君が最優秀発表賞を受賞しています).

2013.3.29

光井さん,三尾君が大学院進学.

4年生の光井さんと三尾君が金沢大学大学院(長谷川研)に進学します.卒論の成果をさらに発展させる予定です.

2012.2.6

白山市の中学校で講義を行いました.

白山市の北星中学校の「サイエンス教室」で2月5日に2年生向けの授業を行いました.地球環境と生物進化について,中学ではあまり習わない,先カンブリア時代の出来事について解説しました.キラキラした目で聞いてくれたので非常にうれしかったです.2月12日にも続きの授業を行います.

2012.1.4

Hasegawa (1997)のScopus引用回数が100の大台に達しました.

Palaeo-3に掲載された論文で,長谷川の博士論文の一部を整理したものです.1月4日現在103回の引用があります.

2012.1.4

質量分析装置前処理システムについての技術論文を出版しました.

Thermo & Fisher社のGasBenchシステムについての技術論文が,福井県立恐竜博物館紀要に掲載されました.詳細は業績リスト欄をご覧ください.

2012.12.27

山口龍彦さん(現スクリップス海洋研究所研究員)が研究室に加わります.

カリフォルニア大学サンディエゴ校・スクリップス海洋研究所研究員として主に古第三紀の研究に取り組んでこられた山口龍彦さんが,1月から本研究室にPDとして加わることになりました.

2012.12.13

国際地質学連合国際層序学委員会の下部組織である白亜系小委員会の国際委員に選任されました.

白亜紀(約1.45億年前~6550万年前)の国際的な年代層序区分(国際的にAという地層とBという地層が全く同じ時間に溜まったもの,と認識するにはどうしたらよいか?の基準を与える)を行うための国際委員に選ばれました.世界各国の専門家による投票での選出です.

2012.12.13

特定国派遣研究者として長谷川のカナダへの派遣決定

今年度末~来年度1月の期間,カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の訪問教授/カナダ地質調査所訪問科学者としてバンクーバーに赴任します.ブリティッシュコロンビア州の白亜紀の地層を調べ,白亜紀後期の北太平洋域の環境変動を突き止める研究を進めていきます.

2012.12.13

「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」でPD研究員の守屋和佳さんの派遣が決まりました.

特定国派遣で派遣される長谷川と共に,カナダブリティッシュコロンビア大学に赴任し,カナダ太平洋岸の白亜系研究を進めます.

2012.12.1

ロバート・ジェンキンズさんが地質学・古生物学・古環境学研究グループの教員として赴任します.

ジェンキンズさんは新任助教として12月から金沢大学自然システム学系地球学教室の教員メンバーとなります.長谷川研究室ではジェンキンズさんと協力しながら,今後教育・研究を進めていきます.

2012.12.1

Cretaceous Researchに論文が出版されました.

すでに受理になっていたニュージーランドとの共同研究論文が出版され,号,ページ数などが確定しました.業績リストの欄をご覧ください.

2012.11.14

カナダ・太平洋岸(バンクーバー島周辺)の白亜系を訪問しました.

今後,ニュージーランドと並んでカナダ太平洋岸の白亜系を本格的に調査します.
日本学術振興会の3つのプロジェクト(科学研究費基盤B海外ほか)によって支援を受けています.

121115

2012.09.27

日本学術振興会の「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」に採択されました.

自然システム学系の地球学教室の提出した課題「次世代の国際深海掘削科学を牽引する国際研究組織形成と研究リーダー・教育者育成」が採択されました.この計画はマントル掘削計画の準備と,古環境解析のための海洋掘削の準備に関する内容が含まれており,長谷川は後者の責任者として当研究室の博士学生やPDなどの海外派遣をサポートしていくことになります.

2012.08.25

8月9,10日に,金沢大学オープンキャンパスが行われ,長谷川研にも80名近い高校生が訪問しました.

多くの高校生が自然システム学類のなかでも「地球学コース」を見学コースに選んでくれました.わずかの時間でしたが,高校生諸君に長谷川研究室の機器と研究内容などの紹介をすることができて嬉しかったです.

2012.08.25

研究員の守屋和佳さんがに乗船し,IODP深海掘削に参加しました.

Joides Resolution号に乗ってニューファンドランド沖の掘削航海に約2か月従事し,急激な寒冷化や温暖化といった気候の激変現象の解明につながる貴重な試料の採集に成功しました.

2012.07.03

岐阜県各務ヶ原市・坂祝の三畳系,ジュラ系の観察を行いました.

7月2日に,新潟大学の松岡篤先生,大学院生の二階堂さんの引率で,三畳系/ジュラ系境界や,ジュラ紀のトアルシアン海洋無酸素事変(Toarcian-OAE)の露頭観察を行いました.写真集をご覧ください.

2012.07.03

日本古生物学会2012年会(名古屋大学)に参加しました.

6月29日~7月1日に行われた標題の学会に参加しました.

2012.06.29

6月19、20日に開催された国際海洋ディスカバリー計画(IODP)の幹部委員会(SIPCom)に参加しました.

米国ワシントンで開催された表記の委員会に参加し,ヨーロッパ,米国の研究者と共に,将来の国際深海掘削計画について,議論しました.

2012.06.29

6月18日にスミソニアン自然史博物館を訪問しました: 本物のオパビニア!

ワシントン出張中のわずかな自由時間に,スミソニアン自然史博物館を訪問しました.授業で説明したオパビニアの実物標本やディアトリマの骨格標本を目の当たりにして,感動一入でした!写真は「写真集」をご覧ください.

2012.05.30

長谷川研究室の論文が国際誌Cretaceous Researchに受理(掲載決定)されました.

長谷川,柿崎(旧長谷川研PD),福士(金沢大・環日本海研)とJ. Cramptonさん他のニュージーランド地質核科学研究所(GNS)古生物研究グループによる共著論文「Carbon isotope stratigraphy and depositional 1 oxia through Cenomanian/Turonian boundary sequences (Upper Cretaceous) in New Zealand」がElsevierのCretaceous Researchへの掲載が決定しました.

2012.04.24

長谷川が代表の科学研究費が2件採択されました.

昨年で終わったニュージーランド・プロジェクトの後継プロジェクトとして,ニュージーランド、カナダ,日本の白亜系の比較研究が「基盤研究B(海外)」に採択されました.
石灰質ノジュールの炭素,酸素,硫黄同位体比を用いて過去の海底の水温を推定する方法を開発するプロジェクトが「戦略的萌芽研究」に採択されました.

2012.04.24

James Cramptonさんと共に九州を訪問し,九州大学博物館と下甑島の姫浦層群を観察いたしました.

九州大学では野田雅之博士にご案内をいただき野田博士と松本達郎名誉教授(故人)のコレクションを閲覧しました.
下甑島では,案内いただいた熊本大学の小松俊文先生と,鹿島の皆様に大変お世話になりました.非常にダイナミックな白亜紀カンパニアンの大陸斜面~陸棚~潮間帯~陸成層を堪能いたしました(写真は展望台から見た姫浦層群と,白亜紀カキ礁の発達の様子がわかる姫浦層群の海岸露頭).

展望台から見た姫浦層群 白亜紀カキ礁の発達の様子がわかる姫浦層群の海岸露頭

2012.03.29

James Cramptonさん(ニュージーランド地質核科学研究所)が来学しました

4月9日には古生物学者の観点から生物多様性の変遷について,「地球学ゼミナール(通称・大ゼミ)」でお話いただきます.

2012.03.27

卒業式・学位授与式が行われました

長谷川研では冨永嘉人君が博士(理学),米澤駿介君が学士(理学)を修得しました.

2012.03.02~04

MRC研究集会(仙台)に参加しました

微化石を用いた研究を行っている研究者,特に東北大学理学部地質学古生物学教室の古生物学講座(通称:微化石講座)の先生方,現在は全国の大学や研究機関で活躍される講座出身者,そして出身者のお弟子さんたちが参加者の大部分を占めていました.最先端の研究が花開きつつあることを実感しました.

2012.02.20

Palaeo-3論文がダウンロード数Top25に入りました!

長谷川研のPalaeo-3論文(Nemoto and Hasegawa, 2011)が,12月23日現在でElsevierのPalaeo-3のwebsiteで掲示される過去90日のダウンロード数Top25に入りました!長谷川研究室の研究の世界的注目度の高さが,改めて示されました!

2012.02.12

恐竜博物館ツアー開催!

地球学コースでは,2月12日に,自然システム学類1年生を中心に,福井県立恐竜博物館ツアーを開催しました.参加者29名でした.地球学コースOBで総括研究員の後藤さんによる興味あふれる解説を堪能しました.後藤さん,ありがとうございました.

2012.02.07~09

新潟大の集中講義を行いました.

2月7~9日に,新潟大学理学部で集中講義「年代層序学と炭素同位体比層序学」を行いました.受講者は3年生中心で,皆さんに熱心に聴いていただきました.沢回も楽しかったです.新潟大の学生さんたち,ありがとう.

2012.02.06~07

卒論発表会が行われました.

自然システム学類地球学コースの卒業論文発表会が2月6,7日に開催され,長谷川研究室の米澤君が発表しました.教員採点の結果は...表彰まであと一歩でしたね.今後に期待しています!

2012.02.20

冨永義人君の博士論文公聴会が行われました.

長谷川研二人目の博士誕生へ,一歩前進しました.論文公表準備もがんばっています.

2012.01.25~28

北大の集中講義を行いました.

1月25-28日,北海道大学大学院理学研究院で大学院特別講義(地球環境の長期変動)を行いました.内容は,先カンブリア時代から顕生累代までの年代層序学,炭素同位体比層序学および白亜紀概論でした.

2011.12.28

就職が快調!長谷川研出身の二人が地方公務員の上級職へ!

長谷川研出身の二人が地方公務員の大学院卒扱いで正式採用が内定しました!(まだ内定段階なので名前は未公表です).長谷川研を出て,輝ける仕事に就いて活躍してくれるメンバーがまた増えて,うれしい限りです.

2011.12.28

ニュージーランドのJ. Crampton氏を招聘します.

長谷川研究室では,H24年3月末~4月上旬,ニュージーランドの著名な白亜系大型化石研究者であるJames Crampton氏を学術振興会の国際交流関係の予算(外国人招聘研究者)として金沢大学に招聘します.その間,金沢大学でのセミナーなどを開催します.ニュージーランドの白亜系に興味があり,交流を希望する方は長谷川まで連絡をください.飲み会もあります!地学と英語を一緒に勉強したい学生諸君にはいい機会です!

2011.12.28

白亜系研究論文がPalaeo-3に掲載されました.

Nemoto & Hasegawa (2011)がElsevier社のPalaeo-3に掲載されました.この論文 は,海洋無酸素事変2という,白亜紀では最も深刻な海洋酸素欠乏現象がヨーロ ッパや大西洋で生じた時代に,北海道や太平洋ではどのようか事が起こっていた かを高精度で調べるための基盤ともいえる研究です.世界で最も高い精度で炭素 同位体比層序を構築し,世界のもっとも著名な露頭と,bed-to-bed(地層の一枚 一枚を)で対比することに成功しました.更に,NSPイベントという,従来知られていなかった炭素同位体イベントを発見し,今後の研究展開の提案をいたしました.m

お知らせ

2021.01.16

安定同位体地球化学・古海洋学を担当する博士研究員募集のお知らせ

長谷川研究室と金沢大学先魁プロジェクトでは博士研究員1名を募集しています.応募締切は令和3年2月5日です.適任者が見つからない場合は適宜延長し,適任者が見つかり次第募集を打ち切ります.
*詳細はこちらをご覧ください.

2020.03.23

新しいガスクロマトグラフ装置を導入します.

本年度の最後の日,3月31日に新しいガスクロマトグラフ装置を導入・配備できることになりました.島津製作所のGC-2025です.これまでのHP社製のHP-6890は導入から24年も頑張ってくれている長谷川研の最古参の装置ですが,故障による部品交換の頻度も増え,新規装置の導入が待たれていました.今後はHP-6890はFPD(炎光光度検出器)とFID(水素炎イオン化検出器)を同時に使えるようにセッティングしたいと考えています.

2019.04.18

IODP Exp. 369(国際深海科学掘削計画 第369次航海)の航海後研究会議に伴う一般向けの本航海の紹介およびIODPの将来に関する討論会の開催について.

5月31日の午後に,IODP Exp. 369(国際深海科学掘削計画 第369次航海)の学生・一般向けの成果紹介およびIODPの将来に関する討論会を開催します.詳細は今後のお知らせをお待ちください.

2019.04.01

長谷川研に新たな新4年生メンバーが加わりました.

高木優祐君(IODP Exp. 369 Site U1512の炭素同位体比とバイオマーカーに関する研究)と定見謙吾君(IODP Exp. 369を用いた,南半球高緯度域における中期セノマニアン事変の解明)がそれぞれのテーマに取り組みます.

2019.02.10

H31年度に年度提出された長谷川研の卒論・修論のタイトル

卒論タイトル

  • 森川昇汰「南インド洋メンテレ海盆から得られた⽩亜系バイオマーカーの特徴とその意義」
  • 竹田ゆきな「グレートオーストラリア湾における上部白亜系の炭素同位体比変動とその意義」

修士論文タイトル

  • 中瀬千遥「深海底堆積物中の炭酸塩付随硫酸が保持する硫黄同位体比の続成環境下における挙動」
  • 長谷部桂一朗「始新世の海洋堆積物に記録された硫黄同位体比経年変動に関する古海洋学的意義」

2018.02.20

金沢でIODP EXP. 369のポストクルーズミーティング(研究発表会)が開催されることが決定しました!

2018.02.18

「地球社会基盤学系」に所属名が変わります(4月より).1~4年生の教育担当は「地球社会基盤学類の地球惑星科学コース」となります.

4月より自然システム学系の地球学関連分野は,地球社会基盤学系の地球惑星科学関連分野へと移行し,教育担当も自然システム学類地球学コースから地球社会基盤学類地球惑星科学コースへと変更になります.

2018.02.11

「頭脳循環プロジェクト」が採択され,打ち合わせ会を行いました.

昨年10月,北大(主幹大学),東大,金沢大,国立科学博物館などの古海洋・古気候研究者が連携する文科省の「頭脳循環プロジェクト」が採択され,打ち合わせ会を行いました.金沢大からは長谷川と,長谷川研と連携して研究・教育を進めている佐川拓也助教が参加しています.本年3月から佐川助教がラトゥガー大学に派遣されます.

2018.02.09

修論発表会で長谷川研の岩瀬優也君が発表しました.

 

修論課題は「カナダ太平洋岸の上部白亜系ナナイモ層群の国際対比と古水温解読」でした.カナダ・ホーンビー島のカンパニアン―マーストリヒチアンから炭素同位体比層序から,2つの顕著な同位体比イベントを検出し,また後期カンパニアンの古水温復元を行いました.

2018.02.01, 02

卒論発表会で長谷川研究室の2名が発表しました.

以下の2名・2課題の発表がありました.

  • 加藤禎理:「⽩亜紀セノマニアン/チューロニアン期境界の南半球⾼緯度地域における環境変動」
  • 吉川亞理紗:「カナダ太平洋沿岸に分布する上部⽩亜系に関する有機地球化学的特徴」

2017.09.13

地球学コース3年後期の「地質学特論」について

長谷川が10,11月と不在なため,変則的な授業形態になります.詳細は地球学コースの掲示板で確認してください.またアカンサスポータルから配信するメールにも注意してください.

2017.09.13

日本地質学会にて「ジュラ系/白亜系境界GSSPの設定に向けて:白亜系国際層序学委員会の動向と日本からの貢献」の講演をいたします.

9月16日朝の「ジュラ系+」のセッションにて長谷川が発表します.

2017.09.13

日本地球化学会にて「東部赤道太平洋域における始新世の堆積物に含まれるバライトと炭酸塩中の硫酸態硫黄同位体比について」の講演をいたします.

9月13日の日本地球化学会(東京工業大学)で長谷川研ポスドクの外山氏が講演します
(共同講演者:外山浩太郎,中瀬千遥,後藤(桜井)晶子,沢田健,Adina Paytan,長谷川卓).

2017.08.03

IODP EXP. 369(オーストラリア白亜紀の気候とテクトニクス)に乗船研究者として参加します.

9月26日から11月26日の日程で,オーストラリア沖の深海掘削計画に参加するためJOIDES Resolution号に乗船します.前後の日程で,出航地のタスマニア大学と,帰港地のフリマントルに隣接するカーティン大学を訪問し,ゼミに参加する予定です.

2017.7.31

日本地質学会で発表します.

ジュラ系/白亜系境界GSSPの設定に向けて:白亜系国際層序学委員会の動向と日本からの貢献」というタイトルで,8月の白亜系国際シンポジウムおよび国際白亜系層序小委員会における議論の紹介をさせていただきます.

2017.7.30

ツイッターアカウント作りました.

アカウントは@jh7ujrです.

2017.06.28

白亜紀国際シンポジウム(オーストリア・ウィーン)に参加します.

Response to Cretaceous Cenomanian/Turonian OAE2 in southern high latitude, Pacificの標題で発表します.また国際白亜系層序学小委員会にも出席します.

2016.06.14

Goldschmidt国際会議に参加します.

6月26日~7月1日に横浜市で開催されるGoldschmidt国際会議に参加し,石灰質ノジュールの成因について硫黄,酸素,炭素の安定同位体比などの化学データから理解できる最新の成果を発表します.

2016.06.14

国際有機地球化学ワークショップ2016大阪に参加します.

7月4~5日に大阪で開催される国際有機地球化学ワークショップ2016に参加します.長谷川研からは後藤晶子氏が発表します.またジェンキンズ研の兀橋君が長谷川研での研究成果も含めて発表します.

2016.06.14

日本古生物学会2016年会に参加します.

6月26~28日に福井県永平寺町および勝山市で開催される日本古生物学会に参加します.長谷川は26日の恐竜進化に関連するシンポジウムに参加します.地球学教室地質グループ博士課程の社会人院生の今井拓哉さん(福井県立恐竜博物館研究員)が恐竜の卵の殻についての研究発表をされます.

2016.03.28

海洋研究開発機構でのワークショップ「白亜紀古気候研究の最前線」に参加しました.

長谷川は白亜紀古気候学に関するニュージーランドでの研究成果の紹介をしました.また,今後の南大西洋ロードハウ海台掘削に関連する議論を行いました.早稲田大学の守屋和佳氏,太田亨氏,茨城大学の安藤寿男氏,JAMSTECの大河内直彦氏,黒田潤一郎氏,斎藤実篤氏など掘削科学研究の第一人者が参加しました.

2016.02.08

質量分析装置20-20のアップグレードについて

2月17,18日に装置のコントロールシステムのアップグレードを完了します(20-22という名称に変更予定).その後しばらくの間,研究室内で標準試料の分析などを行いますので,研究室外の利用は4月以降となります.炭素,窒素,硫黄の同位体分析が可能です.

2016.02.05

地質学グループセミナー開催のお知らせ

2月15日に,力石嘉人氏(JAMSTEC)が来訪し,ジェンキンズ研究室と合同で地質学グループセミナーを開催します.

2016.02.05

「古海洋学ミニワークショップin金沢」開催のお知らせ

2月22~24日に,産総研の板木拓也主任研究員,富山大の堀川恵司准教授および堀川研究室学生諸氏の参加をいただき,金沢大の長谷川研,佐川研,ジェンキンズ研で合同の古海洋学勉強会を開催します.関係者外で参加希望の方は,長谷川まで本ウェブサイトのメイラーで連絡ください.

2015.12.28

博士研究員の募集

以下の通り,博士研究員を募集いたします.適任者にご周知いただければ幸いです.詳細はこちらをご覧ください.

採用人員:
博士研究員(ポスドク)1名
採用分野:
同位体地球化学・古海洋学
着任時期:
平成28年4月1日
所属:
金沢大学理工研究域自然システム学系地球学教室(旧理学部地球学科)・長谷川研究室

2015.12.11

「同位体環境学セミナー」開催のお知らせ

金沢大学・先魁プロジェクト(異分野融合)の一環として,同位体環境学セミナーを下記の通り開催します.様々な分野の皆様のご参加をお待ちしています.

金沢大学・先魁プロジェクト「同位体環境学セミナー」

講師
国立茨城高専・石村豊穂准教授
タイトル
微量炭酸塩の高精度安定同位体比分析技術の開発と境界領域への展開(仮)
日時
12月14日(月)12時10分~13時15分頃(ランチョンセミナーとします.ランチボックスをお持ちください.13時ころまでにお話を終えていただき,ディスカッションの時間を取りたいと思います)
場所
自然科学本館209講義室(一番南側の講義室です)

石村氏は,主に炭酸カルシウム試料を超微量で分析するシステムを構築し,おそらくnano-SIMS以外の従来型分析法では世界で最も微量で分析を行われています.魚の耳石などを用いた回遊魚のライフサイクル解読など,水産資源に関する研究にも携わられており,「微量」を実現することでどのようなサイエンスが展開できるのか,のお話が聞けると思います.ぜひ皆様のご参加をお願いします.

2015.07.28

白山市白峰化石調査ボランティア募集のお知らせ.

白山市白峰の化石壁は,日本の古生物学発祥の地とされ,手取層群で最初に恐竜化石が発見された場所でもあります.その場所から採集された大量の化石を含む岩石を丹念に割って,中から貴重な化石を見つけていきます.恐竜化石だけでなく初期の哺乳類,絶滅爬虫類であるコリストデラ類など学術的に貴重な化石が毎年産出しています.宿泊費はかからず,若干のおこずかい程度を手にするだけですが,専門家にいろいろと教えていただくことができます.詳細はリンクの資料を確認してください.興味ある学生(金大生)には申込書を渡しますので,長谷川までメールしてください(アカンサスポータルまたはこのウェブサイトから).学外者は資料の連絡先に連絡してください.

2015.07.28

1年生講義「地学I」講義ノート第8回までアップしました.

1年生講義「地学I」講義ノート第8回までアップしました.試験対策に利用してください.

2015.06.08

基礎科目「地学I」での「地球環境と生命の共進化」講義の開始について.

6月10日より共通教育の基礎科目「地学I」で長谷川の担当する「地球環境と生命の共進化」に関する講義を開始します.受講者はアカンサスポータルと本HPの講義ノートを参考にして予習・復習を行ってください.

2015.02.04, 05

卒業研究発表会が開催されました.

長谷川研究室からは1名,牟田宗一郎君が「白亜紀の海洋無酸素事変は陸域環境にいかなる影響を及ぼしたのか?:芳香族炭化水素類を用いたアプローチ」のタイトルで発表しました.

2015.02.09

修士論文発表会が開催されました.

長谷川研究室からは1名,三尾俊平君が「炭素同位体比の時系列変動に記録される二次的要因の評価:国際対比の高精度化に向けて」のタイトルで発表しました.

2015.01.28

新生代の古海洋学研究を推進する博士研究員を公募しています.

長谷川研究室では,基盤研究A「NADWの初期発達史:太平洋流入仮説の提唱から検証まで」の研究に従事していただく研究員を募集しています.

2014.06.26

地学I本年分の講義ノートをアップしました.

地学I本年分の講義ノートをアップしました.小テスト,7月30日の期末テストの学習に利用してください.講義で使用した画像はアカンサスポータルをご覧ください.

2014.06.12

日本古生物学会福岡大会に参加します.

6月27-29日に,福岡県福岡市の九州大学で行われる日本古生物学会年会に参加いたします.長谷川研究室からは三尾君が「炭素同位体比イベントMCEⅠの有用性:白亜紀セノマニアン階の国際対比」というタイトルで講演します.講演時間は,なんと最終日最終発表(6月29日11時30分より)となっています.会長挨拶の直前の発表という事になります.

2014.06.12

GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析装置)の修理が完了しました.

約3か月前からターボポンプの不調により分析できませんでしたが,復活しました.ガスクロマトグラフ,硫黄同位体比測定用ANCA-SL+20-20の修理についてはもう少しお待ちください.

2014.05.15

守屋和佳さんが帰国しました.

金沢大学の「頭脳循環を加速する若手研究者の派遣」事業でバンクーバー・ブリティッシュコロンビア大学での共同研究を進めていましたが,5月に帰任しました.

2014.04.10

本年度前期の長谷川の授業担当科目.

長谷川は,前期には学類,大学院博士前期課程を対象に次のとおり授業を担当します.大学院博士後期課程については直接お問い合わせください.

  1. 地学I (1年)4/16(ガイダンス),6/4~7/23(8回:地球環境と生命の相互依存的進化)
  2. 地球環境学基礎(大学院・博士前期) 4/10 (ガイダンス/白亜紀の世界)
  3. 教職地学 5/12 (大気圏と水圏2:海洋循環と物質の循環)
  4. 教職地学実験 4/17, 4/24 (地質学の基礎,古生物学実験法)
  5. 地球環境学 (3年)全16回担当.
  6. 地球学野外調査法 (2年)4/16~5/28
  7. 試料解析実験 (3年)(ジェンキンズ助教,神谷教授と共同担当)

2014.04.10

地球学コース(学類)と地球環境科学コース(大学院)のコース長を拝命しました.

長谷川は本年度と来年度,標題の両コースのコース長を拝命しました.金沢大学における地球科学関係の教育・研究の進展に貢献すべく努力いたします.皆様のご協力をお願いいたします.

2014.04.10

地球惑星連合学会に参加・発表します.

長谷川は4月28日から横浜で開催される地球惑星連合学会に参加し,次の発表をいたします.

  • B-PT25 白亜紀温室地球の初期寒冷化のカギ:北太平洋縁辺域のシャンパーニュ階ーマーストリヒト階泥質堆積物
  • M-IS30 石灰質ノジュールを用いた海底古水温推定

また,遠洋域の進化(M-IS25)のセッションで座長を務めさせていただく予定です.

2014.04.10

「地学I」開講と長谷川担当時間のお知らせ

「地学I」は4月16日開講です.長谷川の担当は6月4日から7月23日までの8回です.過去の授業情報は「担当授業」をご覧ください.授業が始まった後に今年の授業についての情報を逐次アップしていきます.

2014.02.28

地球学コース集中講義 地質学・古生物学・古環境学グループ関係

H26年度9月下旬に,茨城大学の安藤寿男教授をお迎えし,「地層記録から読み取る地球環境史:堆積相解析とシーケンス層序学」の内容で集中講義をしていただくことになりました.詳細は,追って公開されるシラバスをご覧ください.安藤先生とは,長谷川と環日本海研の長谷部先生が白亜紀のモンゴルの湖堆積物に関して共同研究を行っています.これに興味のある方は,長谷川のウェブサイトの「プロジェクト紹介」をご覧ください.

2014.02.18

カナダ・バンクーバーに出張します.

金沢大学・「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」の事業担当者として,ブリティッシュコロンビア大学とカナダ地質調査所に約40日の日程で出張します.帰国は3月31日の予定です.

2014.01.15

金沢大学に帰任しました.

特定国派遣研究者の10か月の任を終え,金沢大学に帰任いたしました.

2013.12.15

地質学特論-集中講義の日程について.

地質学特論は,2月6,7,10日の日程で行うことになりました.講義室,教科書,課題など詳細は1月中旬に掲示します.受講希望者はこれらの日程は終日(1限~5限)受講時間として確保しておくようお願いします.

2013.11.26

長谷川の帰国予定(1月15日)

1月15日に研究室/地球学教室に出勤いたします.

2013.11.26

生命・地球学概論の担当予定

長谷川の「生命・地球学概論(1年生)」担当講義は,1月21日,28日の予定です.

2013.9.3

来る9月14-16日に仙台(東北大)で行われる,日本地質学会に参加します.

長谷川の発表は,9月16日の16時より,「地球史」のセッションです.

2013.7.4

日本地質学会参加のため,一時帰国します.

9月14-16日に仙台で行われる日本地質学会に参加するため,一時帰国いたします.発表テーマは「始新世の海洋変革:硫酸態硫黄の同位体比から何が解る?」で,前年度の沖野君,博士研究員の守屋さんとの共同公演です.

2013.3.29

ロンドンで行われる白亜系の国際掘削に関するワークショップに参加します.

長谷川と,PDの守屋さんは,4月14-17日にロンドンで行われるワークショップに参加します.白亜紀の温室地球から新生代の氷室地球への変換に関連して,環境解読をさらに進めていくために,今後10年間,どこをどのような狙いで国際掘削を進めていくのかの議論が行われる予定です.

2013.3.29

バンクーバーに赴任しました.

長谷川は3月15日にブリティッシュコロンビア大学(UBC)およびカナダ地質調査所-カナダ天然資源局(GSC-NRC)に赴任しました.主にGSC-NRCのオフィス(シティーセンターのロブソン通りとシーモア通りの角にあります.そのビルの16階です)におります.バンクーバーにお越しの際は連絡ください! バンクーバーは私がこれまで訪れた世界の街の中でも,最も多様な人種・民族構成です.まさにSmall worldの感があります.これだけの多様性を持ちながら,比較的安全で平和であり,かつ「世界で一番住みやすい都市」と言われるそうです.確かに2週間滞在してみて,あまり「外国人感」を感じないところでもあります.そしてこの町の人たちは日本や日本食が大好きなようで,至る所に日本食レストランがあります. (写真1枚目:UBCの地球海洋大気科学教室;写真2枚目:GSC-NRCのオフィスビル)

UBCの地球海洋大気科学教室

GSC-NRCのオフィスビル

2013.3.29

守屋和佳さんもバンクーバーのUBCに!

頭脳循環を加速する若手研究者海外派遣支援プロジェクトで,守屋さんがブリティッシュコロンビア大学に派遣されています.長谷川と共同でカナダ西海岸の白亜系調査を行う予定です.

2013.2.6

卒論・修論発表会が行われます.

長谷川研究室の三尾君(炭素同位体比を用いた白亜系Cenomanian階の国際対比),光井さん(大桑層の古水温推定)の卒業研究が2月8日,沖野君(中期始新世の古海洋の変革:硫黄同位体層序に基づく考察)の修士論文研究が2月14日に自然科学大講義室で発表されます.

2012.12.27

日本古生物学会例会(1月25,26日・横浜国立大学)に参加します.

当研究室から米澤君が口頭発表を行います.長谷川も参加の予定です.多くの皆様と議論できることを楽しみにしています.また当研究室と連携して研究を行うジェンキンズ先生は,シンポジウム「化学合成生態系の過去と現在をつなぐ」の世話人を務められます.

2012.12.27

古海洋学シンポジウムで守屋和佳さんがIODP掘削の最新成果を発表します.

1月7,8日の古海洋学シンポジウム(東大・大気海洋研)で,当研究室PDの守屋和佳さんがIODP Exp. 342の最新の成果を報告する予定です.非常に良い結果が出ています.1月から当研究室に加わる予定の山口さんも同じ航海で乗船研究者を務めており,山口さんの成果報告も同シンポジウムで行われる予定です.

2012.12.27

年末年始のお知らせ.

長谷川は12月29日~1月3日は不在となります.1月7日~16日の期間は,右足首治療のため入院する予定です.必要な連絡はメールでお願いします.

2012.12.13

生命・地球学概論のノートをアップしました.

担当授業のページの生命・地球学概論の欄に,12月11日,18日講義のノートをアップしてあります.復習に利用してください.

2012.12.13

多検体用有機溶媒濃縮装置(パラレルエバポレーター)を導入しました.

溶媒抽出装置と併用することで有機物試料の濃縮効率が格段に上昇しました.利用希望者はご連絡ください.

2012.12.1

生命・地球学概論講義担当日変更

以前のお知らせで,12月4日と11日を担当すると書きましたが,12月4日は自然システム学類の講演会が行われますので,長谷川の担当は12月11日と18日の両日となります.

2012.10.29

ふれてサイエンス(金沢大学・学祭)での企画

11月3日の金沢大学理工学域で開催する「ふれてサイエンス・てくてくテクノロジー」で,長谷川研究室では「来て見て触って,さらには作る?いろんな化石」と題した企画を,地質グループ共同で行います.角間キャンパスの自然科学本館2階です.ぜひお越しください.

2012.10.29

生命・地球学概論の担当日程

自然システム学類1年生の「生命・地球学概論」での長谷川の担当は12月4日と11日の予定です.

2012.10.23

「なんでも相談室」担当のお知らせ(金沢大学学生限定)

11月16日の14時30分~17時までの間,共通教育棟の学生係向かいに設置されている「なんでも相談室」を長谷川が担当します.勉強のこと,研究のこと,将来のこと,古生物学者になりたい人,地球科学者になりたい人,好きなことはめちゃくちゃ好きだけど苦手なことに取り組めなくて「大学教育」そのものに悩みがある人,その他人生いろいろ相談,なんでも聞きます!雑談しに来てくれてもいいです.一人でも友達とでも,ぜひ来てください.

2012.09.27

白峰化石センターの講演会のお知らせ

10月8日に,石川県白山市白峰で化石講演会が行われます.以下の2つの講演があります. 金沢大学自然システム学類または大学院自然システム学専攻の学生で,聴講希望の方は,長谷川まで連絡をください.

講演1「水生恐竜と温血爬虫類、そして寒冷な白亜紀の気候;古世界の新たな姿(Aquatic dinosaurs, warm blooded reptiles and cold Cretaceous climates; New insights into an old world)」講師:ロマン・アミヨ博士(フランス国立科学研究センター研究員)(通訳あり)

講演2「日本で見つかっている恐竜時代の哺乳類」講師:楠橋 直 博士(愛媛大学大学院理工学研究科 助教/白山市手取層群化石調査団員)

2012.05.16

研究補助アルバイト募集中!

金沢大学自然システム学類地球学コースの2,3年生,または地球学に興味のある自然システム学類1年生で,最前線の研究の補助をしてくれる方を募集します.希望者は「お問い合わせ」欄からメールで連絡をするか,直接長谷川まで連絡をください.

2012.05.08

「地学I」授業ノー ト,「地学I」「地球環 境学」スライドのウェブへのアップについて

1年生の 「地学I(長谷川担 当分)」については終了講義分のノートを本ウェブページの「担当授業」欄に掲載しましたので復習に利用してください.「地学I」と3年生 「地球環境学」は順次授業で使用したスライドをアカンサスポータルにアップしていきますので,時々確認してください.質問などは本 ウェブページの「お問い合わせ」もしくはアカンサスポータルからお願いします.その際,名前と所属を忘れずに書いてください.

2012.04.09

James Crampton氏(ニュージーランド地質核科学研究所)による生物多様性の変遷についての講演を開催します

地球学ゼミナール(通称・大ゼミ)の一環として開催します.ゆっくりと話していただき,途中で日本語の要約も入れます.地球学コースだけでなく,未配属の1年生も歓迎します.大学とはこんなところ!というのを実感してください.教室は105講義室です.

2012.03.27

4月からポスドク3名,4年生1名が研究室に加わります

後藤晶子さん,守屋和佳さん,冨永嘉人さんの3名がPDとして,三尾俊平君が卒論生として長谷川研に加わり,研究活動を進めます.後藤さんは首都大学東京のPDから,守屋さんは早稲田大学の助手から,冨永さんは金沢大学で学位取得後にイノベーション若手研究者支援枠での赴任です.

2011.12.28

研究室訪問に来てください!:研究室メンバー募集中

コース選びの1年生,自然システム受験希望者,大学院受験希望者など,長谷川研や地球学コースに興味のある方,一緒に研究してみたい方,共同研究や装置利用の希望者の方々も,ぜひ見学にいらしてください.

2011.12.28

長谷川による北大,新潟大の集中講義日程が決まりました.

北大,新潟大の皆さん,ご迷惑をおかけしました.集中講義の日程は北大では1月26,27日,新潟大では2月7,8日で調整中です.お会いできることを楽しみにしています.